皆さんは、動画を何で観ていますか?
スマホ?パソコン?
今回は動画視聴をしているユーザーの行動をじっくり見ていきたいと思います!
本記事では、以下の方向けにご紹介していきます。
- 動画マーケティングを学んでいる方
- YouTuberの方
- 広告に興味がある方
スマホユーザーが増加
インターネットを利用する際のデバイスを見ると、2017年と比べて利用率が上昇したのはスマホだけで、他のデバイスはいずれも利用率が低下しました。
「スマホのみ」でインターネットを利用する人が全年代で増加し、特に30代では174万人増加しました。

次に動画視聴にフォーカスを当ててみます。
動画視聴をするデバイスも、パソコンよりスマホから視聴するという人が最も多いです。「無料動画」は65%、「定額制有料動画」では48%となっています。

テレビを見ながら動画視聴?!
どんなきっかけで動画を見つけるの?
動画の見つけ方は、「検索エンジンで検索する」人が約半数で、「動画サイト内を検索する」人も約半数となっています。
特に、20・30代の若年層では「動画サイト内を検索する」割合が高く、Instagram・TwitterなどのSNSから見つける割合も高いです。

動画1本の尺
動画1本の尺は結構バラバラです。長い尺は、エンタメ系のコンテンツが多く、短い尺は、企業の商品紹介動画やハウツウ動画が多いです。
エンタメ系のコンテンツでは、逆に短すぎると視聴者の満足が十分に得られない可能性があります。
一方、企業の商品紹介やハウツウ動画の尺が短いのは、長いと途中で離脱する人が多くなる可能性があるからです。また、視聴需要として、余暇時間消費ではなく「どんな企業なのか知りたい」という目的があるので、簡潔に短く紹介するスタイルが一般化していると考えられます。
しかし、動画を視聴するときの1本あたりの尺は、3分〜5分が一番多いということがわかりました。
このことから、3分〜5分の動画がスマホに適している可能性が考えられます。

動画を観る時間帯
スマホで動画を視聴することが最も多い時間帯は、18時〜24時ということがわかりました。
このことから、仕事終わりなどの通勤途中や帰宅後にスマホで動画を視聴する傾向があることがわかりました。

動画をよく視聴する時間帯をもっと詳しく知りたい方はこちらをクリック!
動画を観る環境
スマホで動画を視聴するときの環境は、「ベット/ふとんの中」が約半数と最も多く、次に「テレビを視聴中」が約3割いることがわかりました。また、電車内や職場、学校での視聴も多く、通勤・通学時間や職場・学校での空き時間に動画を楽しんでいる傾向があります。
テレビを観ながら動画を観るというのはどういうこと?
理由としては以下の理由が考えられます。
- 家に帰ったら既にテレビがついている
- BGMとしてテレビをつけている
- テレビを観ていて気になった物事をスマホで検索して動画に行き着く
テレビで面白いお笑い芸人が出ていると、気になってGoogleでチェックし、ネタ動画に行き着くなんてことはありませんか?
このようなスマホユーザーの行動がよく見られるため、Googleの急上昇ワードはテレビと連動することが多いです。
縦向き視聴者が増加
動画視聴するときのスマホの端末の向きは、「縦向きのみ」で視聴する人が32.6%、「横向きのみ」で視聴する人が29.9%と「縦向き」で動画を視聴する人が増加しています。

また、動画の長さが短くなるほど「縦向きのみ」で見られるなど、動画の長さによって、スマホを「タテヨコ」使い分けて視聴している傾向があります。さらに、時間帯別でも「タテヨコ」使い分けており、6時~18時までの間で動画を最も視聴する人は、「縦向きのみ」で動画を視聴する傾向となっています。
元々ネット上の動画の多くは、パソコンで見ることを前提としてアップロードされています。諸説ありますが、ブラウン管テレビの画面の主流は縦横比4:3でしたが、横長の映画を表示しやすくするために、液晶やプラズマテレビが16:9の比率になっていると言われています。そのため、動画はスクリーンの比率に合わせて「横向き」であることが当たり前になっていました。
しかし、現在スマホの保有率が増えているため、スマホという環境に合わせたサイズのコンテンツが好まれるようになってきました。その理由は、向きを変えるという手間が省けるということが考えられます。
さらに、縦向き動画は、スマホのスクリーン全体に動画が映し出されるため、コンテンツへの没入感が高まるというメリットがあります。
このような背景から、10代~30代の若年層では、「縦動画」の動画配信のプラットホームが支持されています。
例えば、「TikTok」がその代表的な動画プラットフォームとして考えられます。
TikTokは、2020年4月の時点でApp StoreとGoogle Playの累計ダウンロード数が20億回を突破し、2020年8月に世界で最もダウンロードされたアプリとなっています。
TikTokに投稿される動画の多くは、縦向きの動画で占められており、「上下」にスワイプすることで別の動画が再生されるなど、縦向きで使用することを意識した動画プラットフォームになっています。
TikTokの人気を裏付けるのにもう1つ理由があります。それは、動画の尺によって端末の向きが異なるからです。
「縦向きのみ」で動画を視聴する人は、1分以内の動画視聴をする傾向が見られます。一方で、3分以上の動画視聴を好む人は、「横向きのみ」で動画を視聴する傾向が強いということがわかりました。

TikTokは15~60秒のショートムービーを投稿・閲覧できます。ちょっとした隙間時間に視聴することができ、さらに若年層に支持されている縦向きの動画プラットフォームということで、がっつり動画ユーザーのニーズと一致しています。
縦向き動画のニーズは、他のSNSにも影響を与えています。
Instagramは、1日700万件がシェアされているSNSプラットフォームです。投稿されるものは、縦向きフルスクリーンで表示されるため、投稿されるコンテンツは縦向きに撮影されるものがほとんどです。
YouTubeにおいても縦向き動画の傾向が見えます。第63回グラミー賞で年間最優秀レコード賞と最優秀映像作品楽曲の2冠を受賞したBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)は、「タテ型のミュージックビデオ」をアップロードしており、中でも『idontwannabeyouanymore』は2021年5月7日現在で2.6億回再生されています。
このように、縦向きで動画を視聴する人が増えるのと同時に、動画プラットフォームも縦向きの動画が増えていることがわかります。
まとめ
今回は、スマホで動画視聴をするユーザーの行動について見ていきました。
- スマホで動画視聴をする人増加
- 動画サイト内で検索する人が多く、SNSで動画を見つける人も増加
- 18時〜24時が一番スマホで動画が観られる時間帯
- 動画を視聴する環境の1位がベッドの中、2位がテレビ視聴中
- 縦向きの動画が増加
以上のことがわかりました。動画投稿をする際は、縦向きの動画や18時〜24時に動画を投稿するなどをしたら視聴者数の向上に繋がるかもしれません!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。次回もお楽しみにしていてください!
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