前回は、インストリーム広告を見ていきました。(まだ読んでいない人はこちらをクリック!)
今回は、アウトストリーム広告について見ていきます!
本記事では、以下の方向けにご紹介していきます。
- 動画マーケティングを勉強されている方
- YouTuberの方、YouTuberを目指している方
アウトストリーム広告とは
前回の記事で見ていった「インストリーム広告」が動画の中の広告なので、「アウトストリーム広告」は、動画の外の広告です。
つまり、YouTubeを例にすると、動画画面の「外側」に表示されている広告のことです。
例えば、Webサイトやアプリの広告枠、バナー枠の広告、SNSのPR投稿を指します。

アウトストリーム広告の種類
アウトストリーム広告にもいくつか種類があります。
インリード広告
コンテンツを読む(Read)行動の中に入る広告という意味で、記事などのコンテンツを表示すると再生が始まる形式の動画広告です。
記事の間に挟み込んだり、末尾に表示させたりするなどをして、コンテンツの流れに差し込めます。そのため、ユーザーの目に触れやすいです。
また、画面上に見えたタイミングで再生されるため、動画を初めから見てもらいやすい特徴があります。

インバナー広告
Webサイトやアプリのバナー枠に配信する動画広告です。サイトのメインコンテンツの外側に設置された広告枠で動画を配信することができます。
多くのWebサイトでインバナー広告の枠が設けられているため、幅広いユーザーへの訴求が可能です。また、トップページやページの一番上のスペースのように、ユーザーの目に止まりやすい場所に枠が設置されているので、多くのユーザーに広告を見てもらうことができます。
しかし、サイトの内容に集中していると広告に気づかない可能性も少なからずあります。
音声は初めOFFの状態で再生されますが、ユーザーがクリックすることで音声が流れるようにでき、ユーザーが音声を聞くかどうかを選択することができます。
インリード広告は画面に表示されないと動画広告が流れませんが、インバナー広告は画面に表示されていなくても自動的に流れます。

インフィード広告
画面の上から下に読み進めていくデザインのWebサイトやアプリのコンテンツとコンテンツの間に表示される動画広告です。InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSや、ニュースアプリなどでよく利用されています。
掲載メディアのメインコンテンツ内に広告を配置します。なので、広告の多くはそのページのコンテンツに近い広告フォーマットです。そのため。サイトのコンテンツと馴染みやすく、ユーザーにとって違和感が少ない広告だと言えます。
インタースティシャル広告
Webページの遷移時や、ロード中に再生が始まる動画広告です。遷移後のページに被せるように表示するインタースティシャルポップアップという方法もあります。
広告が画面いっぱいに表示され、「スキップする」などをクリックすると目的のページに切り替わります。
記事を読もうとリンクを開いたら広告が始まったという経験はありませんか?
僕はあまりこの広告が好きではありません。笑
Webページを見る人全員に表示ができるというメリットはありますが、僕のように、ユーザーによっては不快感を与えてしまうというデメリットもあります。
課金体制
アウトストリーム広告の課金体制は、視認範囲のインプレッション課金(Viewable CPM=vCPM)です。
視認範囲のインプレッション課金とは、ユーザーが広告を視認可能と判断された場合にのみ料金が発生する課金方法です。
その条件は、
- 視認範囲のインプレッション1,000回につき料金が発生
- 広告の面積の50%が2秒以上表示された場合に「視認可能」としてカウントされる
この2つになります。

メリット
アウトストリート広告のメリットは、動画サイトに限らず広告枠があればどこでも配信可能で配信先が限定されないため、動画コンテンツをあまり視聴しないユーザーに対してもアプローチが可能な点です。なので、幅広いユーザーに見てもらうことができ、認知度を高めるには効果的な手段と言えます。
また、基本的にディスプレイ広告が設置できる枠に置くことが可能なので、情報量が優れています。
さらに、アウトストリーム広告はインストリーム広告より平均表示時間が25%長いです。それによって、アウトストリーム広告はインストリーム広告より効果的な広告だと考えられます。

広告費に関しては、広告の面積の50%が2秒以上表示された場合に視認可能とカウントされた時にだけ請求が発生するため、視聴回数が少ない場合は無駄に費用がかからないこともメリットです。
デメリット
一方、デメリットは、ユーザーが見慣れたWebサイトなどの場合、そこにあって当然のものだと広告をスルーされてしまう可能性が高いという点です。なので、興味を引くような広告でなければ、クリックやコンバージョンなどのアクションに繋がりにくいです。そのため、広告の内容やユーザーのキーワード検索や閲覧サイトに合わせて配信のターゲットを絞るといった工夫が必要になります。
インストリーム広告に比べてユーザーのストレスになりにくく、スキップすることも可能です。しかし、一方的に動画が再生されるので、広告を配信するメディアやSNSなどのユーザー層と自社のターゲットがマッチしていなければあまり効果は得られません。
また、動画広告を表示したせいで閲覧ページ全体の表示が重くなり、ユーザーにページ自体に対して不快感を与えてしまう可能性があります。さらに、ユーザー側の通信環境によっては動画広告すら見ることができない可能性もあります。
まとめ
今回は、アウトストリーム広告について見ていきました。
- アウトストリーム広告とは、動画の外の広告のこと
- アウトストリート広告には「インリード広告」「インバナー広告」「インフィード広告」「インタースティシャル広告」といった種類がある
- 課金体制は、視認範囲のインプレッション課金である
- 広告枠があればどこでも配信が可能だが、スルーされる可能性がある
以上のことがわかりました。
視聴される機会は多いが、視聴時間が短い「インストリーム広告」か、視聴時間は長いが、視聴される機会が少ない「アウトストリーム広告」のどっちが効果的かしっかり見極めて動画広告を配信しましょう!
インストリームについて復習したい方はこちらをクリック!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。次回もお楽しみにしていてください!
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