発ガンは「ストレス」が起因する

健康
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早速ですが、日頃頻繁に耳にする「ガン」について、生涯どれだけの日本人が苦しめられているかご存知ですか?

以下2点、国立がんセンターの最新統計データを基に、ご紹介します。

①日本人が生涯の内にガンと診断される確率(2018年データに基づく)
男性65.0%(2人に1人)
女性50.2%(2人に1人)

②日本人がガンで死亡する確率(2019年のデータに基づく)
男性26.7%(4人に1人)
女性17.8%(6人に1人)

上記から分かる通り、とても多くの人々がガンに苦しみ、そして大切な命まで奪われています…..

では、そんなガンを患ってしまう要因は何でしょうか?
要因は、飲酒、喫煙、ストレス、栄養など様々あります。

複数ある要因の中で、ストレスに着目しました!

ストレスは現代社会を生きる上で避けることができません。
不可避だから諦めてストレスを溜め続けていいのでしょうか?

本記事では、不可避であるストレスがどういう過程を経て発ガンに陥ってしまうのかをご紹介します。
ストレスの危険性を再認識して、これからの行動・選択の参考にして頂きたいです。

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過労になるまで

ストレスの蓄積は、過労となり身体に深刻な悪影響を及ぼします。

私達の身体には、抗ストレス機能を持つ「副腎」と「ミトコンドリア」が存在します。
この2つがなくなると、ストレスがどんどん蓄積してしまいます。

つまり、ストレスによって過労となる仕組みは、「副腎」と「ミトコンドリア」の機能低下によるものです。

では、副腎とミトコンドリアについてそれぞれ詳しく見ていきます!

副腎

副腎の主な役割は、副腎にある副腎皮質から分泌でされるホルモンによって、ストレスによる疲労を回復させることです。
ここで言うストレスは、精神的ストレス(緊張など)と身体的ストレス(運動など)の両面を表します。

ストレスを感じることで、脳にある視床下部が活性化し、脳下垂体を通して副腎皮質を刺激します。

そうすると、副腎皮質から「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが分泌されます。

コルチゾールの分泌
参照:https://stressfree.jp/cause/

コルチゾールの必要性と副腎疲労

コルチゾールは「抗ストレスホルモン」と呼ばれ、蓄積したストレスを回復させる役割があります。
よって、コルチゾールにより疲労回復することができます。

しかし、長期間ストレスに晒されたり、疲労が蓄積したりすると、コルチゾールを分泌している副腎はオーバーワークの状態になり、必要量を分泌できなくなります。
こういったオーバーワーク状態を「副腎疲労」と言います。

副腎疲労になると、ストレスに対抗できなくなり、極度の疲労感や強いめまいなどの過労となります

コルチゾールの危険性

コルチゾールは、身体にとってプラスの影響ばかりでなく、マイナスの影響もあります。
過労は、コルチゾールがオーバーワークになった場合に生じると説明しました。

しかし、そのコルチゾールは、ストレスと病気を結びつけるホルモンとしても注目されています!
コルチゾールの過剰分泌は、「ミトコンドリア機能低下(後述)」や「海馬の神経細胞を減少させる(別記事にて紹介)」といった悪影響を及ぼすのです。

以上、コルチゾールの存在は、諸刃の剣なのです。
よって、ストレスを溜め込まず、分泌量を低量に保つことが重要となります。

ミトコンドリア

ミトコンドリアの役割は、酸素を利用し、エネルギーの原料となるATPを生成します。

(ATPについては、別記事でご紹介しているので、是非チェックしてみて下さい↓)

ミトコンドリアが少なかったり、機能低下が生じていると、十分にATPが生成できません。
よって、ATPが不足した場合、細胞が働けなくなり「疲労」に繋がります。

ミクロの大宇宙 人間を形成する細胞 H 26ー3-31 (月): 宇宙研究会 JAXA SEL
参照:https://sakura-iss.at.webry.info/201403/article_16.html

では、ミトコンドリアの数が減少したり、機能低下になる要因は何でしょうか?

その要因は、下記2つに大別されます。

①副腎疲労(ストレスが起因)
前述した通り、ストレスに対抗する機能として、副腎とミトコンドリアを挙げました。
では、副腎機能が低下した場合、抗ストレス機能はミトコンドリアのみとなってしまいます。

大半のストレスをミトコンドリアのみで対抗した場合、当然ミトコンドリアは直にオーバーワーク(ATP不足)となってしまいます。

よって、ミトコンドリア機能が低下してしまいます。
簡略すると、いわゆる「共倒れ」です。

②腸内環境(ストレスが起因)
ストレスは、腸内環境を乱します。
その仕組みは、ストレスによって腸内の蠕動運動が乱れます。
蠕動運動が乱れると、腸内の悪玉菌やカンジダ菌というカビの一種が増殖します。

腸管内で増殖したカンジダ菌からは腸管粘膜を溶かす物質が分泌されます。
腸管粘膜は食事などの腸管内容物と、身体の中とを隔てる重要な「防波堤」の役割を果たしています。

腸管粘膜が溶かされ、防波堤が崩れると(リーキーガット症候群)、有害な化学物質や重金属が体中に入ってきやすくなります。

腸管の防波堤を超えて体内に入った重金属は、身体の細胞内に入り込み、ミトコンドリアの機能を障害します。

腸の7つのはたらき「吸収」 | 乳酸菌生成エキス研究室LABO
参照:https://bandscorp.jp/learn/labo/function/03/

(腸については、別記事で詳しく説明しているので、是非チェックしてみて下さい↓)

マイトファジー機能

ミトコンドリアは、機能不全を起こした場合、不良ミトコンドリアを自食作用(オートファジー)で分解する機能を有しています。
つまり、機能低下した際、機能回復させる機能(マイトファジー)を有しています。

自食作用は、体や細胞が強いストレスを受けた際にも生き残れるよう、体内に組み込まれたシステムです。そのため、細胞が飢餓状態や低酸素状態になった際、働きが活発化します。(↓)

また、副腎機能から分泌されるコルチゾールによって、マイトファジーの機能が低下することが分かっています。
よって、コルチゾールが過剰分泌されている場合、既にミトコンドリアは強い損傷を受けているのです

活性酸素(ROS)

次に、ミトコンドリアから主に生成される悪性物質(活性酸素)についてご紹介します!

活性酸素(ROS)とは、酸素が悪性物質に変化したもので、身体内で蓄積すると、身体を酸化(サビ)させてしまいます。

最初に、活性酸素の構造についてご紹介します↓

通常の酸素(O2)は、酸素原子が2個結合した状態です。
しかし、この結合はとても崩れやすい性質になっています。
そのため、電子同士が離れてしまい、ペアになる相手がいなくなってしまい不安定な状態に陥ります。
ペアがいなくなった酸素原子のことを、「活性酸素」と言います。

活性酸素とは構成する電子が不安定になった酸素、細胞膜やDNAなどが酸化し老化現象を引き起こします

活性酸素は、不安定な状態であるため、他の物質から電子を奪って安定な状態になろうとする性質があります。この時に活性酸素によって電子を奪われた物質を酸化されます。

以上、活性酸素は、次から次へと身体を酸化させてしまいます。

次にに活性酸素が発生する理由についてご紹介します。
実際に活性酸素が発生する理由は、ストレス、紫外線、飲酒、喫煙など様々な要因があります。

ストレス要因の場合

今回は、ストレス要因で生じる活性酸素について詳しく見ていきます。

【ここまでのおさらい】
・ATPの生成場所はミトコンドリアであり、ATP生成時に酸素を利用する。
・副腎疲労や腸内環境の悪化など、ストレスが起因し、ミトコンドリアの機能を低下させる。

ミトコンドリアの機能低下により、酸素を利用できなくなった場合、それらの酸素は行き場を失くし、活性酸素に変化します。さらに活性酸素は、ミトコンドリアを次から次へと壊していくため、連続的に活性酸素を発生させてしまいます。
(実際に、活性酸素の90%がミトコンドリアで発生しています)

以上から、直にミトコンドリア不足になり、ATP不足に陥ってしまいます。

世界初、細胞の若返りの鍵「MITOL(マイトル)」の肌での役割を解明ミトコンドリア機能維持に着目したエイジングケア研究|大正製薬
参照:https://www.taisho.co.jp/company/news/2021/20210630000793.html

また、細胞レベルでも悪影響を及ぼします。

活性酸素は、体内の細胞膜(不飽和脂肪酸)を過酸化脂質(脂質+活性酸素)に変化させます。
過酸化脂質により、血管の壁にこびりつき、やがては血管を狭くし塞いでしまいます。
人間の酸素や栄養は血管により、体の隅々まで運ばれているため、血管が塞がれた場合、栄養・酸素不足になり各細胞も死滅してしまいます。
(酸化されるのは血管だけではなく、器官から皮膚まで活性酸素による酸化は体の全てが対象です)

動脈硬化はこうして進行する | 日本抗酸化

【活性酸素のまとめ】
ストレスから生じる活性酸素によって、細胞・ミトコンドリア・血管を損傷させます。

発ガン

細胞はDNAをコピーしながら細胞分裂を繰り返しています。
しかし、活性酸素により細胞の細胞膜が傷ついた場合、DNAも傷つき死滅します。
死滅したDNAが複製されることで、死滅DNAが蓄積します。
この蓄積したDNA群こそ、がん細胞なのです。

図2 がんの発生と進行の仕組み(癌腫の場合)の図

次に、細胞分裂が行われるまでの仕組みについてご紹介します!

正常な細胞では、生涯約1000回の細胞分裂を繰り返します。

細胞分裂ができる仕組みは、「テロメア」にあります。
テロメアは、DNAの構成成分です。
テロメアは、細胞分裂時に、徐々に失われて短くなります。
最終的に、テロメアが無くなると、細胞は分裂することが出来なくなります。

しかし、がん細胞はテロメアの合成を活性化させてしまいます。
つまり、がん細胞が分裂してもテロメアの長さが短くならないため、がん細胞は増殖し続けるのです。

老化予防の効果が期待される、命の回数券「テロメア」|NEWSポストセブン
参照:https://www.news-postseven.com/archives/20191229_1513284.html?DETAIL

では、一度生成されたがん細胞は、蓄積し続けてしますのでしょうか。
実はDNAには、「がん抑制遺伝子」が組み込まれており、がん細胞は消滅させられます。
人間の細胞は40歳を過ぎると毎日5,000個以上のがん細胞が毎日必然的に発生していると仮定されています。
以上から、がん抑制遺伝子のサポートもあり、日々がん細胞の発生と消滅が体内で繰り返し行われているのです。

しかし、多量の活性酸素により、がん抑制遺伝子では消滅できない場合、必然的にがん細胞が蓄積してしまいます。
そのため近年、がん細胞を消滅させる手段として、細胞のオートファジー機能を活用しています。

具体的には、2パターンあります!
①オートファジーを抑制
オートファジーを抑え、がん細胞が栄養源を得られなくすることで、がんの増殖を止める方法。
(実際に、マラリアの薬剤に働きを抑える効果があるとして、他の抗がん剤と組み合わせた臨床試験が進んでいます)

②オートファジー活性化
がん細胞を放射線で刺激するとオートファジーによって必要以上に細胞が分解されて、がん細胞が消滅させる方法

まとめ

今回は、ガンについて見ていきました!
ストレスが起因する発ガンまでの仕組みをご理解頂けたかと思います。

本記事でご紹介した、ストレスが起因し細胞にダメージをもたらすパターンは以下3つです。

【まとめ】
①ストレス⇨腸内環境の悪化⇨ミトコンドリア機能低下⇨副腎亢進⇨副腎疲労
②ストレス⇨副腎亢進⇨副腎疲労⇨ミトコンドリア亢進⇨活性酸素増加⇨ミトコンドリア死滅
③ストレス⇨副腎に亢進⇨コルチゾール増加⇨マイトファジー機能低下⇨ミトコンドリア機能低下

①②は共倒れパターンです。
(ミトコンドリア or 副腎どちらかが疲労すると、もう一方も疲労する)

繰り返しになりますが、ストレスは現代を生きる上で、不可避です。
しかし、仕事やお金より、「健康」が第一です!
ストレスを蓄積することの危険性を認識頂き、今後の生活に役立てて頂けると幸いです🙇‍♂️

最後までお読み頂きありがとうございました。次回も楽しみにしていてください!

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