
彗星のごとく現れた「Vaundy」
一体どんな魅力があり、マーケティング戦略はあるのでしょうか??
今回は人気絶頂の「Vaundy」について見ていきたいと思います!
本記事では、以下の方向けにご紹介していきます。
- 音楽好きな人
- Vaundyが好きな人
- マーケティングを勉強している人
Vaundyとは
2019年6月に活動をスタートし、YouTubeに投稿した「pain」を皮切りにYouTubeに曲をアップしました。
CDでのリリースはありませんでしたが、YouTubeとストリーミングサービスを駆使して人気が沸騰しました。

実は、絢香やYUI、家入レオを輩出しているボーカル養成学校の「音楽塾ヴォイス」の生徒でした。そのため、高い歌唱力を持っています。

Vaundyのマーケティング
カセットテープやCDが全盛期だった頃は、ミュージシャンは手の届かない存在でした。当時のミュージシャンを知る方法は、テレビやラジオ、CDショップ、CDと封入された歌詞カードくらいでした。
しかし、今ではデジタルの普及により、インターネットで検索すればYouTubeやSpotify、Apple Musicなどで簡単に曲が聴けるようになり、歌詞もすぐ調べることができます。
そして、SNSの発展で作り手と聴き手の距離が近づきました。
そこで、VaundyはYouTubeデビューをした2019年の秋頃から月1でオリジナルの楽曲、月2で集客のためのカバーをアップしていきました。
ただ自分の楽曲を押し付けるだけではなく、カバーをすることでより多くの人に聴いてもらう機会を拡げていったのです。
また、YouTubeに初めて投稿したオリジナル曲「pain」では、ミュージックビデオも作っています。
今の時代、音楽はもう耳だけで聴くものではなく、視覚と聴覚がうまく合わさったときに初めてSNSで楽曲が広まっていくものと考えているそうです。
SNSでどのようなコンテンツが広まっていくのかをきちんと分析した上で、作品の発信を行なっています。

脳みそがミーハー
Vaundyはインタビューでこう言っていました。
僕は、脳みそがミーハーなんです。僕は、ミーハーであることは、アーティストにとって大事なことだと思っていて。流行るということは、いろんな人が共通して「ここがいい」と思える部分があるはずじゃないですか。音楽を作るのなら、その部分をキャッチして、自分の形に変換していけないとダメなのかなって思うんです。それで、“東京フラッシュ”(2019年)は作ったんですよね。
引用元:https://kompass.cinra.net/article/202011-nulbarichvaundy_kngsh?page=3
ミーハーな脳を持っているからこそ、私たちのツボをついてくるような楽曲を作成することができるということです。
さらに、「売れるため」の楽曲を作ろうと思って、日々流れている楽曲の雰囲気やリズムパターン、コード進行などを研究しているそうです。
このように、日々トレンドの楽曲について探求することで、多くのヒットソングを作ることに成功しています。
Vaundyが考えるヒット曲の基準
Vaundyの楽曲は、シングルという形でYouTubeに投稿することが多いです。
全部の曲がヒット曲を意識することを前提としており、全員が聴いて「いいな」と思う曲を作ることが最終目標だそうです。
一体、Vaundyが考えるヒットの基準とはなんでしょう?
- メロディーの位置
- 最適な歌詞
この2つがVaundyが考えるヒットの基準で、楽曲の印象を作ります。
あと、印象的に残るメロディはサビでなくても良いと考えています。
適材適所にちゃんとメロディと歌詞を置けている音楽は必然的にヒットするなというイメージを持っているそう。
今ではストリーミングサービスで音楽を聴く人も多く、違うと思ったらすぐ別の曲にスキップしてしまいます。そのため、わずか5秒の間で聴きたいと思わせるような掴みが大切です。
不安定な曲が理想
ヒットする曲は、コード進行やメロディ、歌詞にどこか違和感があります。
Vaundyも違和感という要素を入れるように意識しています。
キックやタンバリンが鳴るタイミングをわざとずらしたり、「君の目が覚めたら」という歌詞の「き」の音をわざとずらしたりしています。
不安定だからこそ惹きつけられてしまうような感覚のある楽曲が理想だそうです。
このように、違和感を楽曲に入れることにより、すぐスキップされるような楽曲ではなくなります。

人気曲3選
次は、Vaundyの人気曲を見ていきます。
東京フラッシュ
東京フラッシュは、2019年11月29日にデジタル配信されたシングル曲です。
「J-WAVEに流す曲」というテーマで制作を進めたらしいです。
耳馴染みの良いメロディと軽快なリズムに歌詞を乗せ完成させました。
そして、見事J-WAVEを含めた多くのラジオ局で東京フラッシュが流れました。
東京フラッシュの歌詞には、
- STAY〜
- FAKE〜
- STAGE〜
- AGE〜
というように、それぞれのフレーズの始まりの英単語部分で音を抜き、発音を際立たせる技法が使われています。
そして、それぞれの語感を合わせる(韻を踏む)ことで曲にまとまりを持たせつつも耳に残るようにしています。
これは、HIPHOPによく見られる手法で、始まりはポップかソウルと思わせつつもHIPHOPの手法も取り入れており、さまざまな層を楽しませる楽曲を作成してます。
そのため、YouTubeの視聴回数は3431万回(11月28日時点)を突破しています。
不可幸力
ラップ調から2分後の大サビでガラッと変わる曲調で人気の楽曲です。
曲の前半はローテンポで「溜め」を重視しており、その「溜め」を解放する後半ではVaundyの歌唱力を活かした盛り上がりを見せます。
僕は今日も
理想と現実のギャップに悩み、苦しみながらも、音楽への希望を見出したVaundy本人の物語を歌う1曲です。
この曲は、他の曲と比べても群を抜いてエモさを感じることができます。
まとめ
今回は、Vaundyについて見ていきました。
ヒット曲やSNSを分析をして、楽曲制作や配信を行なっていることがわかりました。
Vaundyは、「こういう曲を作ろう」と最初から思って作る曲は少なく、10人が曲を聴いたら10通りの考えが生まれる曲がいいなと思っています。
強い意志は入れ過ぎず、ただ伝えたいことはちゃんと伝えれるような曖昧な位置を探りながら作っています。
今は情報化社会なためインターネットで調べれば、答えや意味がわかります。
しかし、Vaundyは想像する機会が減ったからこそ、聴いている皆んなそれぞれの解釈・想像をしてほしいと考えているそうです。
ただ「音楽を聴く」だけではなく、「ミュージックビデオから視覚で楽しむ」、「歌詞の意図を想像して楽しむ」といった要素も、Vaundyが人気である要因の1つです。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。次回もお楽しみにしていてください!
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